ビザなし観光で入管でトラブル?

ビザなし観光で入管でトラブル?

タイの入国審査

最近、ビザ無しでタイに入国する際に入管で多くの質問を受けたり、トラブルになったりする例が見受けられます。

どのようなケースがあるのでしょう。

旅行目的以外での入国

タイのビザなし観光はあくまで”観光”目的での入国にげんていされているものです。

例えば、ビジネスでの商談での入国や、商品の仕入れ目的での入国の場合は目的に会ったビザの取得が求められます。

入管で目的外の入国と判明した場合は、「次の入国では正規のビザを取得してください」と指導される場合があります。

入国回数や年間滞在日数が多い場合

入国回数やタイでの通算滞在日数が長い場合も、色々審査官の質問を受ける事が多いようです。

それは、不法就労を疑われているかもしれません。

毎月のようにタイに入国し、30日の滞在延長をして60日間ぎりぎりまでの滞在を繰り返しているようなケースでは、このようにタイでの不法就労を疑われるケースが多いようです。

出国の航空券を持っていない場合

ビザなし観光の場合、帰国便、あるいはタイから別の国への出国の航空機のチケットを持っていることが条件になっています。要求されたらすぐに提示できるように用意しておきましょう。

宿泊先

入国カードの宿泊先の欄にはホテルやコンドミニアムの名前と住所をきちんと書きましょう。

ホテルの名前だけ書いたりすると、審査官がネットで住所を調べたりする時間がかかってしまうこともあります。

また、コンドミニアムが住まいの場合は、タイで働いているのか?などの質問を受けることが多いようです。

審査が長引くケース

  • ビザランの形跡がある
  • 年間の入国回数が多い
  • 通算の滞在日数が多い
  • タイでの不法就労の疑いがある

上記のような疑いを持たれると、質問も多くなり、場合によっては別室での調査となる場合があるようです。

審査が厳しくなった背景

かつてはバックパッカーの長期滞在が増え、不法就労によりタイ人の就労機会を奪ったり、悪質な外国人による犯罪も増えて、社会問題化したタイでは、2014年に国会で「ビザラン規制法」が作られました。

この法律では、タイでの滞在を続けるために、陸続きの隣国に出国し、ビザを取得して再入国するいわゆるビザランと呼ばれる行為や外国人の不法な長期滞在を規制する基準が定められました。

この法律によりタイのイミグレーションの入国審査にも徐々に変化が現れ、特にパスポートにビザランの履歴があったり、タイ滞在日数がながかったり、入国回数が多い場合、入国を制限されることも増えてきました。

最悪入国できないケースも

上記のような審査の結果、審査官から「今回は入国を認められますが、次回は正規のビザを取得してください」と指導されるケースが増えています。

この場合、パスポートの入国スタンプにはO/I (Out/Inの略)と書き込みがなされ、次回の入国ではビザを取得しないと入国できません。

また、最悪の場合、入国審査官に入国拒否を申し渡されると、タイには入国できずに、日本に帰国を求められる場合があります。

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くるんてーぷ
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タイに頻繁に通ったり長期滞在を希望する方にとって有効な情報を集めてみます。