ビザランとは
ビザランとは
タイでのビザランとは、観光ビザの期限が迫ると(あるいはビザ無しで)近隣の国へ出国し、その国の大使館でビザを取得して、再度タイに入国する行為を指します。
タイではこのビザランを業務として行う会社も多かったようで(現在でもあるかもしれません)、タイに長期滞在を希望する多くの外国人はこの方法を利用してきました。
特に、タイがバックパッカーの聖地と言われた20年ほど前には多くのバックパッカーがこの手法でタイに長期滞在していました。
タイで就労せずに、滞在できるビザといえば観光ビザしかなく、観光ビザで60日滞在し、30日の滞在延長を行い合計90日の滞在の期限間近にビザランを行い、タイに再入国する、というバックパッカーが多く見られました。
ビザラン規制法とは
タイでは不法に長期滞在する外国人にタイ人の就労機会を奪われたり、治安を乱されたりすることが社会問題化し、2014年に国会でビザランを規制する法律が制定されました。
このことにより、陸路のみならず空路でも近隣の国へと出国し、再度タイに入国する行為に大きな制限がかけられることになりました。
パスポートの入国履歴は特に厳しくチェックされるようになり、近隣国の入国スタンプや、近隣国の大使館発行のビザがあると入国審査で多くの質問を受けるようになりました。最悪の場合、入国拒否となるケースも出てきました。
日本でビザの申請をする場合も、近隣国への入国履歴があるだけで、質問を受けたりするケースも多く出ているということです。
O/Iとは
タイの入国審査では、入国審査官の判断で「次の入国には正規のビザを取得してください」と指導されるケースが増えてきました。
この場合は、入国スタンプの横にO/I (Out/Inの略)と書き込まれ、次回の入国には正規のビザを取得しないと入国は認められません。
入国審査官が、この人物はビザなし観光の対象者とは認めがたい、と判断している場合にこのようなケースがあるようです。
指導の要因となるケースとは
- 隣国でのビザランの履歴がある
- 年間の入国回数が多い
- 通算の滞在日数が多い
- 入国目的が観光とは認められない
ビザラン
日本に限らず、どこかの国の大使館に出向き、ビザを申請し、取得する行為自体は問題ではありません。
ただし、タイの場合、陸続きの隣国でタイのビザを取得する行為を好ましくない行為として規制していることを覚えておく必要がありそうです。
パスポートにビザランの履歴がある場合、タイの入国審査で色々質問を受けたりするだけでなく、将来的に日本のタイ国大使館や領事館でビザ申請をする場合でも、多くの質問を受けたり、良くない結果に結びつくケースもあるようです。
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- タイに頻繁に通ったり長期滞在を希望する方にとって有効な情報を集めてみます。
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